ルクアとJR三越伊勢丹の年度末(三月末)までの売上が確定したが、ルクアが250億円の予算に対して36.4%積み増しの341億円、JR三越伊勢丹が550億円の予算に対して56.3%に留まる310億円となった。どちらも五月四日の開店だから、年間トータルなら日割り計算でルクアは375億円、JR三越伊勢丹は340億円前後が年間売上になるはずだ。そこから坪効率を読むと、ルクアは619万円、JR三越伊勢丹は224万円と三倍近い(2.76倍)開きがある。
ルクアが大幅積み増しでもJR三越伊勢丹の未達額があまりに大きく、両者合計売上は予算の800億円に対して実績650億円と150億円もショートしている。どちらも同じJR西日本の投資事業だからJR三越伊勢丹を何とか浮上させないと収支計画に響いて来る。とは言え、百貨店の弾(ブランド)は阪急と大丸で使い切られ、駅ビルの弾もグランフロント大阪で出払ってしまうから、もう売場を構成しようにも使える弾がない。それでもJR三越伊勢丹を立て直して150億円のショートを埋める事が出来るとすれば、それはもう神業の世界だ。
2012.04.26
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● 靴は足が少し大きくなる,一日の終わりごろに買う。
● 片方だけでなく,左右の靴を履いてみる。
● かかとがよく合い,爪先スペースに十分の長さ,幅,高さがあることを確かめる。
● 足に合わない靴でも,店の柔らかいじゅうたんのせいで一時的にぴったりした感じのすることがあるので,その点も考慮する。
● エナメル革や合成皮革の靴は避ける。そうした材質は柔らかい革やスエード革とは異なり,歩く時に足になじまない。
● ハイヒールを買う場合は,クッションをよくするため,敷き革を入れてみる。ハイヒールを履く時間を少なくし,一日のうち何度か,かかとの低い靴に履き替える。
2012.04.26
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徹底した箝口令を敷いて極秘で開発を進めて来た渋谷ヒカリエのシンクスがようやく鋼鉄のベールを脱いだが、開けてみれば百貨店とファッションビルのハイブリッドでしかなかった。
副都心線の改札を出て地下三階から入ると、そこは疑うべくもないデパ地下食品の世界。これが地下二階まで続き、地下一階はそのまんま百貨店の化粧品フロア。一階はちょっと駅ビルっぽいナチュラルコスメの集積で、化粧品関連がツーフロア続く。二階は百貨店の洋品雑貨売場を核に服飾雑貨と化粧品などのテナントで構成されており、帽子売場にはCA4LAが組み込まれていた。三階四階はファッションビル的なテナント構成で衣料品主体のフロアとなっているが、三階のシューズ平場にはオデット・エ・オディールやダイアナ・ロマーシュが組み込まれていた。五階はまったくのファッションビル的生活雑貨テナント構成だったが、ザ・コンランショップ・キッチンやオクタホテルなどは目玉テナントなのだろう。二〜五階は総じて百貨店的オープン環境下にテナントショップが並ぶという、内装規制的にもハイブリッドが志向されていた。
地下三階から地上一階までが百貨店、二階以上はファッションビルというハイブリッド構成と総括されるが、善し悪しは別として二階三階の一部でテナントブランドを平場に組み込む試みが見られた事は面白い。ただし、百貨店ともファッションビルとも見定まらない1万6000平米の商業施設が安定した集客が出来るかどうかは相当なギャンブル。みなとみらいクィーンズイーストの前歴がある東急百貨店だけに、雑貨軸クロスMDを駆使してファッションビルに百貨店的アイテム平場を組み込んだシンクスの解り難さは不安要因だ。
開けてみれば、たったこれだけのハイブリッド構成に過ぎなかったのかと思うと、何の為にあれほど極秘に徹したのか理解に苦しむ。解り難い構成をますます解り難くしただけだと思うのだが・・・・
2012.04.26
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メイドインジャパン製品を見直そう。
一言でまとめるとこんな動きが見られる。
中国やアジアの製造業を太らせるよりも国内製造業を活発化させる方がよほど意義があると考えており、基本的には賛成である。
しかし、言うは易し行うは難しである。
衣料品業界の「メイドインジャパン」基準の多くはテキスタイル段階で止まっている。
業界内部、一部の消費者までには「日本製生地」という物は注目が高い。
日本製生地の実状は置いておいて、それなりの注目は集め始めている。
しかし、生地は作れても縫製はどうするの?
国内縫製工場は年々減っており、技術力・モチベーションが低下している。
いくら「メイドインジャパン製品が欲しい」と言われたところで国内で縫製ができなければどうしようもない。
縫製工場だけではない。
染色工場、整理加工場、撚糸工場いずれも風前のともしびである。
織布工場、編みたて工場ばかりが残っていても早晩「日本製生地」さえ作れなくなる。
業界全部を含めた取り組みをしないことには、メイドインジャパン製品の衣料品なんてニホンオオカミみたいな「幻の逸品」になってしまう。
2012.04.26
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気候に売上高が左右されてはいけない。
量販店とか実用衣料店舗でない限りはこんなふうに指導を受ける。
気候要因は読めないわけだから、こういうふうに考えるしかない。
しかし、いくらブランド店や専門店と言っても気候には大きく左右されてしまう。これも仕方がない。
先日、小ロット対応のアパレル展示会で面白い会話が耳に飛び込んできた。
「今年の冬は目立つデザインの防寒アウターが欲しいな。定番っぽいのは要らんわ」。
こう専門店の店主らしき男性が話している。
その理由として、「結局、4月上旬まで寒かったから防寒アウターは全部売れたけど、12月まではさっぱり売れなかった。結果オーライではあるが、こんなリスキーな商売を続けることはできない。どうせ毎年12月までは暑くて防寒アウターが動かないのだから、先物買いをするトレンド層だけに響く特徴的なアウターだけで良い」ということだった。
なるほど一理ある。
防寒アウターは、12月まで動かない。
12月はプロパー販売月ではなく、プレセール月である。
となると、防寒アウターの大部分は何らかのセールでしか動かないことになる。
プロパーで買うのはトレンドに敏感なほんの一握りということだろう。
他のシーズンアイテムも同じような傾向である。
自分の消費行動もそうである。
夏物、初秋物、春物と、ほとんどのアイテムが気温に大きく左右される。
冬が長ければ春物が動くのは遅いし、暑くならなければ夏物は動かない。
涼しくならなければ初秋物は動かない。
シーズン先取りをしすぎてもあまり効果がない店舗が多い。
結局は一部の消費者を除いては、衣料品全体を「実用衣料」と見なしているということではないだろうか。
2012.04.24
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今春は東京で新商業施設のオープンラッシュである。
4月は東急プラザとダイバーシティー、それから5月は東京スカイツリーである。
昨年春は大阪がオープンラッシュだったが、今年は東京だ。
どの商業施設も実際に見ていないので感想はない。
あるとすれば、行列に並ぶのが嫌だとか、人混みが酷そうなので半年後くらいに覗いてみようかとか、その程度である。
東京スカイツリーに湧く錦糸町だが、その裏で2006年に錦糸町に開業した商業施設オリナスの寂れようが酷いという記事がゲンダイネットに掲載された。
けっこうこの記事は面白いと思う。
我々も含めて取材する側は新しい施設をこぞって採り上げる。
しかし、新施設ができると、その分お客を取られている施設があるはずである。
以前利用した人から聞いた話だが、東京都心でもオープンして1年も経過すると閑古鳥が鳴いている商業施設が結構あるという。
いくら人口が多いと言っても東京の人口も無限ではない。
新しい施設に人混みができるということは、その分お客が減った施設があって当然である。
そういえば最近報道で名前を聞かないあのビルとかあのビルとかあそこのビルとか、の経過はどうなのだろう?
オリナスの報道のように、何年か経過して寂れてしまったかつての「新商業施設」のその後の報道も必要である。
新商業施設というのはオープン直後は御祝儀みたいなものである。
直後ににぎわったからといって、数年後もにぎわっている保証はない。
そんな報道を期待したい。
2012.04.21
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2月は寒さで春物が売れず、3月は寒さが和らいだ後半に春物が売れたものの在庫の多くは4月に持ち越され、4月に入ってようやく実需が盛り上がって春物消化が進み初夏物も動き出し、GWへ向けて盛夏物や晩夏物の提案も始まったが、春の寒冷な気候に災いされ総じて例年より2〜3週間、季節展開が後ズレしている。この先はGWで初夏物実需が盛り上がり、春物残品も処理され、いよいよ夏物の季節となるわけだが、例年、GW明けから夏バーゲンまでの期間は短くプロパーの山がない。ゆえにGW明けは夏物新規投入が細り、6月に入るとバーゲンを待てずGWで売れ残った初夏物と夏物をシークレットセールやプレセールで処理するお店が増えて来る。今年は春物実需がずれ込んだ分、初夏物の実需期が短くなり、押されて夏物のプロパー販売期間がさらに短くなるから、GW明けに敢えて夏物を投入するお店は極めて限られそうだ。そんな状況なのに、敢えてGW明けに夏物を投入しようと言う動きが一部の大手アパレルに見られる。
それは三越伊勢丹が提案して業界に広めようとしている夏バーゲン後倒し運動に拠るもののようだ。毎年、夏物はプロパー販売期間が短いため品揃えが広がらず、夏バーゲンが前倒される傾向が強いが、この傾向に業界ぐるみで歯止めを掛けようというのが三越伊勢丹の提案で、ルミネなども賛同していると聞く。その計画に拠ると今年の夏バーゲンは7月13日スタートになるという。百貨店側はその間の売場を埋める夏物プロパー企画を各大手メーカーに要請しており、一部の大手アパレルが開発に動いているのだ。
しかし、夏物のプロパー販売期間が短いのは春/初夏在庫消化の流れによる必然であり、今年はさらに短くなる事が避けられない。その分、シークレットセールやプレセールなどのバーゲン実質前倒しが一段と広がる事になる。そんな中で夏バーゲンを後倒して夏物プロパー販売期間を伸ばそうとするのは無理がありすぎる。世界のファッション都市は何処も6月最後の週末から夏バーゲンに入る(パリ市はそれを政令で定めている)が、それが北半球文明都市の季節進行と季節在庫消化の流れに合致しているからであろう。
夏バーゲンが早い分、欧州では夏はバカンスをとって売場は開店休業を決め込んだり、プレフォール企画を展開したり、米国ではバックトゥスクール企画を展開しており、夏バーゲンを後倒す話はまったく聞かない。それは季節展開の必然に棹さす無理難題だからだ。
僕は、無理に夏バーゲンを後倒すより、自然な時期に夏バーゲンを行って在庫を消化し、その後にプレフォールや晩夏物の展開を盛り上げるべきだと考える。バーゲン明けの7月後半から秋物が本格的に立ち上がるお盆明けまでの間、夏のライフスタイル提案や実需対応を図る方が無理に夏バーゲンを後倒すより遥かに現実的だ。三越伊勢丹を初めとする業界の指導層に再考を促したい。
2012.04.21
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